まずはカメラ購入に必須な用品の紹介をします。
ここではフィルムカメラに関しては触れず、あくまでデジタルカメラ(一眼レフ・ミラーレスカメラ含む)において必須のものを紹介していきます。
カメラ本体
わざわざ書く必要がないのですが、一応全てリストアップするために記載します…!
カメラ本体を新品購入すると付属してくる用品は下記のとおりです。
- カメラ本体
- バッテリー(1個)
- 充電器・USBケーブル
- ストラップ
- 取扱説明書・保証書等
ほとんどの方は間違われないと思いますが、商品名に「●●● ボディ」と記載のあるものはカメラ本体のみの商品になります。
え?レンズは…?となる可能性も無きにしもあらずですので、購入時は注意して購入しましょう…
レンズ(レンズ交換式カメラの場合)
上述の通りレンズ交換式のカメラ(一眼レフやミラーレスカメラなど)はボディ単体で販売されていることも多く、別でレンズを購入する必要があります。
またメーカーごとに最初の1本としておすすめしているレンズが付属されている、「レンズキットタイプ」のカメラもあります。
セットになっているレンズは主に標準ズームレンズ(20mm〜50mm前後の焦点距離が撮影できるもの)などです。まずはメーカーのおすすめされているレンズで撮影してみたい!という方におすすめです。
記録媒体(SDカードなど)
最後にSDカードです。カメラやレンズが揃っていざ撮影しようと思ったときに、「あれ?保存できない…」となります。それは記録媒体がないからです。
カメラ本体に保存できるタイプのデジタルカメラはかなり前に発売されたモデルのみで、現行のモデルではほとんどが記録媒体は別売りになります…!
そのため購入したカメラに挿入できる記録媒体を購入するようにしましょう。大体のカメラで導入されているのは「SDカード」です。
必須用品は以上になります。実は「カメラで写真を撮る」という目的だけであれば、本体・レンズ一式+SDカードさえあれば大丈夫なのです!
ここまで読み進めていただいた方はお察しかもしれませんが、カメラ用品で撮影に必須となるものはほんの一握りで、実は必須用品よりも「より豊かにする」「もしもの時に役立つ」「普段のお手入れ」といった物のほうが圧倒的に多いのです!この傾向は趣味と呼ばれる物全般において、実は同じことが言えると思います。
例えば釣り。超極端に言うと釣り竿と糸と針と餌さえあれば「釣り」はできますよね?また遊びのサッカーであれば、極端な話ボールさえあれば楽しめますよね!(試合など競技ではもっと必要なものがありますが…!)
以降より、カメラ小売店で販売員をしていた筆者がおすすめする、写真撮影をより楽しむため・集中するために最低限購入したほうが良いと思うカメラ用品を紹介していきます。
液晶保護フィルム
皆さんはスマートフォンやタブレットに保護フィルムは貼りますか…?
貼ってる方が多いと思いますが、同様にカメラの液晶を保護するために、それぞれのカメラ別にサイズ設計がされた液晶フィルムが販売されています。
またカットしてサイズを自由に決めれるタイプのものもありますので、かなり前の型番を使っていて専用のフィルムないよ…という方にもおすすめです。
レンズフィルター
レンズフィルターとはレンズの前玉にクルクル回して装着できるレンズを守るためのものになります。
基本的にレンズそれぞれにフィルター径という規格がありますので、それを確認して購入するようにしてください。
例えば筆者が持っているSIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art というレンズのフィルター径はφ82mmです。
この場合82mmのレンズフィルターを購入する必要があります。
清掃用品一式
清掃用品はブロワーやクロスといったカメラ用に設計されたクリーニング用品がありますので、そちらを購入するのがオススメです。
せっかく購入したカメラやレンズに埃や汚れがついているのに、そのままにしているとレンズ内にゴミが入ってしまったりカメラを手放す時カメラの価値が下がってしまうこともしばしば。
奮発して購入した高級品だからこそ、しっかり日々のお手入れはして欲しいと思います!
防湿庫・ドライボックス
カメラはバッグに入れっぱなし…?そんな声をちらほら聞きます。
是非可能であれば防湿庫・ドライボックスに入れて保管をして欲しいです!
防湿庫は電源を使用し、自動で設定した湿度に内部をキープできるもので、ドライボックスは乾燥剤などを入れて密封することで湿度からカメラ・レンズを守るものです。
前者はどうしても金額がかかってきてしまうため、複数機材を保有している方・プロユース向けになります。後者は専用の湿度計がついたもので2,000円前後で購入できる一方で乾燥剤などの維持費がかかってきます。
そんな面倒くさいことをなぜやるべきかというと、カメラ・レンズを高温多湿の場所で保管しているとカビの原因となり、撮影に支障が出るだけでなく買取の査定額もグーンと下がってしまうためです。
カメラバッグ
カメラを持ち運ぶのに標準付属品のストラップをつけてお出かけ、というのももちろん良いのですが、なんせ一眼レフなどはずっと首から下げていると重い…かといって普通のトートバッグやリュックにボン入れも傷つく気がする…
そう思っていただけた方は、ぜひカメラバッグを購入してみてください!その名の通りカメラを持ち運ぶためのバッグなのですが、リュック型・ショルダー型など様々なタイプのものがあります!
一例として私の場合、結構前からELLECOMのオフトコというカメラバッグを重宝しています。
横からカメラを出し入れできるスグレモノで、こちらの横からカメラ収納エリアに直接アクセスできるタイプのリュックで先駆者的存在になっています。
PCが入って専用の雨具・キーホルダや小物入れのポーチまで付いていて、Amazonで1万円前後です。ぜひ見てみてください!
とはいえ生活スタイルによってチョイスは様々です。是非自分にあったカメラバッグを探してみてください。
SDカードリーダー
最後にSDカードリーダです。これはカメラで撮った撮影データをPCやスマートフォンに取り込むための機械になります。
SDを指す口は一緒ですが、接続先の端子がWindowsなどに指すUSB-AだったりMacやAndroidスマホに指すUSB-Cということもあります。
ご自身の写真管理をされるインターフェースに合わせてSDカードリーダを購入しましょう。
ここまでカメラ購入に必要な用品の紹介をしてきました。
結局総計いくらくらい用意したらいいの?という方に向けて、おおよその相場感を記載させていただきます。
- 記録媒体:1,000円〜
- 液晶保護フィルム:1,000円〜
- レンズフィルター:3,000円〜
- 清掃用品一式:1,000円〜
- 防湿庫・ドライボックス:1,500円〜
- カメラバッグ:2,000円〜
- SDカードリーダー:1,500円〜
合計:11,000円〜
※すべて新品で購入した場合の最安値前後の金額を記載
上記がカメラ本体とは別に必要になるであろう最低金額の目安です。
もちろん前述の通りカメラ・レンズ・記録媒体のみの最低限購入のみであればかなり安くお買い求めいただけますが、様々なメリット・リスクを考えてご自身なりに取捨選択をしてみてください。