AirPods Pro 2とは?特徴や基本スペックを前モデルと比較して紹介

2022年9月、AppleからAirPods Pro 2が発売されました。2019年10月に発売されたAirPods Pro(第1世代)から約3年ぶりの後継モデルとなります。

その性能は前モデルから大幅にパワーアップしており、ユーザーからの評価も上々です。

本記事ではAirPods Pro 2の基本スペックと特徴をまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね。

AirPods Pro 2のスペック

左:AirPods Pro 2 右:AirPods Pro

まずはAirPods Pro 2の基本スペックを前モデルと比較してご紹介します。

AirPods Pro 2AirPods Pro(第1世代)
重量・イヤホン:5.3g・充電ケース:50.8g・イヤホン:5.4g・充電ケース:45.6g
サイズ(H×W×D)・イヤホン:30.9mm×21.8mm×24.0mm
・充電ケース:45.2mm×60.6mm×21.7mm
・イヤホン:30.9mm×21.8mm×24.0mm
・充電ケース:45.2mm×60.6mm×21.7mm
連続再生時間最大6.0時間最大4.5時間
連続通話時間最大4.5時間最大3.5時間
通信機能Bluetooth5.3Bluetooth5.0
耐汗耐水性能・イヤホン:IPX4
・充電ケース:IPX4
・イヤホン:IPX4
・充電ケース:-
AirPods Pro 比較表

注目はバッテリー性能で、前モデルよりも連続再生時間が1.5時間、連続通話時間が1.0時間伸びています。

Bluetoothは2022年時点で最新のver.5.3にアップグレードしており、より安定して接続できるでしょう。

左:AirPods Pro 2 右:AirPods Pro

耐汗耐水性能については、イヤホンは前モデル同様にIPX4ですが、新たに充電ケースもIPX4となりました。雨や水しぶきなどに耐えられますが、水没させると壊れる可能性があるので注意しましょう。

AirPods Pro 2の特徴

AirPods Pro 2の大きな特徴として、以下の7点が挙げられます。

  • H2チップ搭載で音質向上
  • 強力なノイズキャンセリング機能
  • 適応型外部音取り込み機能
  • タッチコントロールセンサー搭載で音量調節が可能に
  • 肌センサーで装着検知の精度向上
  • 精度の高い「探す」機能の搭載
  • イヤーピースのXSサイズ追加

それぞれ、詳しくご紹介していきます。

H2チップ搭載で音質向上

AirPods Pro 2から新たなH2チップが搭載されました。性能がアップしたH2によって、様々な機能の追加を実現しています。

特に音質については、低音に一段と深みを出しつつ、高音はよりクリアに聴こえるようにレベルアップしました。

強力なノイズキャンセリング機能

前モデルよりも最大2倍の雑音を消去するアクティブノイズキャンセリング機能が搭載されています。

マイクの配置を外部音がすばやく検知できる場所に配置したことによって、より早くノイズを消去できるようになりました。

ユーザーの間でも、第1世代より確実にパワーアップしているという声が多く、電車や街中でも快適に音楽を聴くことができるでしょう。

適応型外部音取り込み機能

周囲の音に気を払いたい時や会話する時は、イヤホンを外さなくても済むように、外部音取り込み機能があります。

前モデルでは周囲の騒音もそのまま取り込んでいましたが、AirPods Pro2では取り込む際に毎秒48,000回でノイズ低減処理をしてくれます。

これによりサイレンや電動工具などの騒音を低減して、外部の音を快適に取り込めるようになりました。

タッチコントロールで音量調節が可能

音量調節は頻繁に行うものですが、前モデルではイヤホンで音量調節はできず、iPhoneやSiriなどで調節するしかありませんでした。

AirPods Pro2では待望のタッチセンサーが搭載。イヤホンの軸部分を上下にスワイプすることで、音量調節が可能となりました。

肌センサー搭載で装着検知機能が向上

前モデルでもイヤホンの装着・脱着によって音楽が自動再生・停止する機能がありましたが、カバンやポケットに入れると誤作動することがありました。

AirPods Pro2では肌センサーの搭載によって、誤作動はほとんどしなくなっています。

精度の高い「探す」機能の搭載

コンパクトな充電ケースですが、そのコンパクトさがゆえに、なくしてしまう方も多いのではないでしょうか。

AirPod Pro2に付随する充電ケースにはU1チップが搭載され、方向や距離まで正確に把握できるようになりました。

また、充電ケースにスピーカーが搭載されたので、音を鳴らして探すこともできます。

イヤーピースXSサイズの追加

元々シリコン製のイヤーチップのサイズはS・M・Lの3種類でしたが、AirPods Pro2ではXSサイズのイヤーチップが追加されました。

イヤーチップのサイズ選択は、イヤホンの固定や音漏れ対策のために重要です。サイズ追加によって、よりフィットするように調節可能になったのは嬉しいポイントでしょう。

AirPods Pro 2をおすすめする人・しない人

左:AirPods Pro 2 右:AirPods Pro

最後に、新規購入やAirPods Pro 1からの買い替えを迷っている人に向けて、AirPods Pro 2をおすすめする人・しない人についてまとめます。

AirPods Pro 2をおすすめする人

  • AirPods Proをまだ持ってない方
  • AirPods Pro 1を2〜3年使っており、新機種に買い替えたいと思っている方
  • ノイズキャンセリングと外音取り込みを楽しみたい方
  • 他のApple製品をお持ちで、便利な連携機能を活用したい方

AirPods Pro 2をおすすめしない人

  • AirPods Pro 1を買ったばかりの方
  • 音質特化のイヤホンが欲しい方

AirPods Pro 1から着実な進化を遂げたAirPods Pro 2について解説をしました。ガジェットとしての完成度の高さが感じられる製品となっており、さすがApple、と納得できる仕上がりです。

またAirPods Pro2は前モデルより音質や機能がパワーアップしています。装着検知機能の向上や、「探す」機能の精度向上、イヤーピースのサイズ追加など、細かい部分でも改良が見られるところは素晴らしいですね。

前モデルを持っている方や初めてAirPodsシリーズを使う方にも、間違いなくおすすめです。今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ購入を検討してみてください。