まず初めにレンズプロテクターについて解説します。
レンズプロテクターとは、主に一眼レフなどで使用する交換用レンズのレンズ前玉に装着するもので、落下時やカバンの中でキャップが外れた際の傷防止のために装着するものになります。
各種レンズにはフィルター径というものが存在しておりますので、ご自身のレンズがどのフィルター径か確認してから購入するようにしましょう。
参考に、筆者が所有するキヤノンRFマウントレンズのRF50mm F1.8 STMはフィルター径が43mmとなりますので、43mm径のレンズプロテクターを購入するといった形です。
レンズフィルターとの違いは?
よく間違いやすい物として、レンズフィルターがあります。正直正確な線引きが難しいものの、棲み分けとしてお伝えをさせていただくと下記の通りです。
・レンズフィルター
PLフィルターやNDフィルターなど、写真の撮影シーンや作画に際して意図的に装着するもの
・レンズプロテクター
レンズを保護するためのもの
という違いがあります。
前者は明暗度を意図的に変更するNDフィルターをはじめ、作画を変えるために使用しますが、後者はあくまで守るものとして活用します。
なので通常時はレンズプロテクターを装着し、花火や滝などの撮影環境でNDフィルターに付け替えるといった形です。
レンズプロテクターをつけるデメリットについて
守ってくれる安心感のあるレンズプロテクターですが、欠点もあります。
それはレンズ本来の画質などを担保できない可能性があることです。
要はレンズに1枚ガラスを装着することになりますので、光の透過具合や画質が低下する可能性があります。
ただ、現在現行で発売されているレンズプロテクターは薄型で透過率の高いものがほとんどですので、作品としてシビアに撮影される方を除き、装着することでのデメリットはほとんどないと言って良いと私は考えております。
ここまで説明したレンズプロテクターですが、さまざまな種類のものがあるためどれを購入すれば良いかわからないというご意見もあると思います。
おすすめメーカーは後述するとして、押さえておくべきポイントは下記の3つです。
・耐久性
耐久性については、特に国産メーカーのマルミやKenkoなどがさまざまな耐久テストをクリアした製品を発売しておりますので安心です。
逆に中華メーカーの中にはかなり製品の質に難がある物もありますので、Amazonのサクラチェッカーなどでレビューの質を見極めましょう。
・防水性
撮影環境において山や川・海など水辺の撮影を伴う方は、防水・防滴性能で選びましょう。
撥水を売りにしたレンズプロテクターも数多く発売しており、スタンダード性能として含まれているものが多いです。
・透過性
前述した通り、最新のレンズプロテクターは透過率の高い製品が数多く発売されています。
一方でかなり古いプロテクター(フィルムカメラが全盛期で発売されていた時のフィルターなど)は、透過率も悪く、使用頻度によっては日焼けなどをしていることもありますのでご注意ください。
ここではおすすめのレンズプロテクターを発売しているメーカをご紹介します。
Kenko(ケンコー)
言わずとしてた国産メーカーで、マルミと大巨頭として実績と販売数を誇るメーカーです。
代表作としてはZetaやPRO 1Dなどがあります。
MARUMI(マルミ)
ケンコーと方を並べて切磋琢磨をする国産メーカー。
代表作はEXUSなどです。
K&F CONCEPT
お買い求めやすいカメラ用品メーカーです。日本代理店もあるため、比較的に安心して購入することができ、安く高品質な製品が多くラインナップされております。
カメラ販売店オリジナル(キタムラやビックカメラなど)
カメラのキタムラやビックカメラなどカメラ販売店でオリジナリプロテクターを発売している会社があります。バックで前述したケンコーやマルミに製品制作を依頼しているものになりますので、高品質かつやや安価で購入可能です。
最後に皆さんお待ちかね!レンズプロテクターの安い購入方法を3つご紹介します。
①Amazonなどのセールを活用する
Amazonのセールではカメラアクセサリーが軒並み対象品として並びます。レンズプロテクターもその一つで、物によっては在庫処分でかなりお買い求めやすくなりますので、ウォッチリスト等で価格追跡するようにしましょう。
②フリマアプリで購入する
こちらは新品で卸している業者をはじめ、美品を販売している中古品などがあります。個人売買のユーザーであれば使用せずに眠っていたプロテクターを安く販売している方もいますので、結構おすすめです。
③カメラのキタムラ店舗で中古を買う
最後にご紹介するのがカメラのキタムラの中古販売店です。実はレンズの中古販売も行っており、高品質なレンズプロテクターを多く販売しております。普通にふらっと寄ったら、定価5,000円以上する高級フィルターのZetaやEXUSなどが1,000円台で販売しているので普通に買っちゃいますw
今回はレンズプロテクターの選び方とやすく買える方法についてご紹介しました。
安く手に入る方法を駆使して、ぜひ大切なカメラのために装着するようにしてください。